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「エコボール」の取り組みを見学

「エコボール」とは、糸がほつれてしまった野球の硬式球を障がい者施設で修繕(縫い直し)し、練習球として再び使えるようにしたボール・活動のことを言います。
この取り組みを考えたのは、元プロ野球選手(元大洋、阪神)の大門和彦さんです。
大門さんは、障がい者の工賃(お給料)が低いという話を聞いていて、何とかならないかと考えていたそうです。
そんな折、母校(京都・東宇治高校)に行った際、ボロボロになっている硬式球を前に野球部の監督が「今の子たちは縫わない」と言ったそうです。ここで大門さんは“これを障がい者の事業でやったらどうなるかな”と思ったそうです。
そして、2009年、大門さんの母校の野球部から「エコボール」がスタートしました。現在は京都府の「NPO法人就労ネットうじ」さんが中心となって、連携事業所40事業所、ボール修繕を依頼する学校・チームは344団体(2020年10月現在)に上っています。

カルディアでも、地域に根差し、多くの人に障がい者の就労を知ってもらいたいと考え、エコボール活動の実施を検討しています。
それに先立ち、10月14日、埼玉県内で連携事業所となっている、「社会福祉法人元気村 夢工房翔裕園(鴻巣市)」さんを見学させていただきました。
翔裕園さんでは、障がいの特性に合わせて、作業が出来る工夫などをして、取り組まれていました。カルディアでも実施に向けて考えていきたいと思います。

下の画像は、修理中のボールです。

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